2019/07/09 11:52

こんにちは、

ルイヌノのルイです。

ストールブランド ルイヌノは

ほとんどを私、ルイが作業しますが

大切な工程を

職人さんに任せることも。

ルイヌノストールになくてはならない素材の

 「シルクの不織布」。

その生地の染色をお願いしている職人【田村さん】のお話です。

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▲ピンクの生地がシルクの不織布です

シルクの不織布を染めてもらう職人さんとの出会い



日本の希少な技術のほかに
以前書いた記事はコチラです

www.ruinuno.life

 

ルイヌノのストールに欠かせない素材

それは

「シルクの不織布」です。

この素材を

ベースであるウールガーゼの上に置いて

ニードルパンチ加工しルイヌノのストールは出来上がります。

 

 

ルイヌノストールに不可欠な【シルクの不織布】

身近なところだと 

マスクや、肩パットなどが不織布に当たります。 

 


その名の通り、織らない布、

柔らかく、他の邪魔をしません。


シルク素材の不織布を使うことで

 

首に当たる時のハリ感がない上

色の深み、光沢感を出してくれます。

 

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なかなか見つからない染色、1本の電話から

不織布は白色なので

希望の色に染めてもらわなければ使用できません。

この素材の魅力に惚れ込み

使用したいと思ったけれど染色工場が見つからない。。。

その素材はとても薄く、もろいものなので

どこの工場さんでも

「うちでやると、生地が伸びてしまうから」

と断られてしまいます。

なんとかできないかと、何件も電話し


10件目くらいだったでしょうか?


衣装生地を多く取り扱う

生地屋さんで「染色部」があることを知り

 

「どうしても、染色してストールに使いたい」

 

熱心に事情を説明したところ


「釜で染めるので
 色が均一でもなくて、数メーターでカットしても大丈夫なら」

と、やっと引き受けてくれる職人さんが見つかりました。




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小さな工房だからできる丁寧な仕事

今でも忘れられないのが

昨年、なかなか思った色が出なく

3度目の色サンプルが届いて

「田村さん、ばっちりです!色!」

 

興奮気味にお伝えしたところ

 

「そうですか〜ばっちりですか。よかったですねぇ。」

 

と、嬉しそうに返してくれる田村さん。

すっかり私は惚れ込んでしまっています◎

 

先日、お邪魔すると

小さな工房で

田村さんは一人で作業していました。

「これがね、大きい釜でやると、うまくいかないんですよ。

アイスショーの衣装、これなんかはね、

海賊だから 一枚づつ 染め上がりが違います。」

と嬉しそうに教えてくれました。

私は田村さんがいなかったら、

ルイヌノのこだわりを続けることはできなかったです。

 


これからも

そんな素晴らしい職人さんたちの技術がつまった

ルイヌノをどうぞよろしくお願いします◎