ルイヌノのルイです。
ストールブランド ルイヌノは
ほとんどを私、ルイが作業しますが
大切な工程を
職人さんに任せることも。
ルイヌノストールになくてはならない素材の
「シルクの不織布」。
その生地の染色をお願いしている職人【田村さん】のお話です。
▲ピンクの生地がシルクの不織布です
シルクの不織布を染めてもらう職人さんとの出会い
日本の希少な技術のほかに
▼以前書いた記事はコチラです
ルイヌノのストールに欠かせない素材
それは
「シルクの不織布」です。
この素材を
ベースであるウールガーゼの上に置いて
ニードルパンチ加工しルイヌノのストールは出来上がります。
ルイヌノストールに不可欠な【シルクの不織布】
身近なところだと
マスクや、肩パットなどが不織布に当たります。
その名の通り、織らない布、
柔らかく、他の邪魔をしません。
シルク素材の不織布を使うことで
首に当たる時のハリ感がない上
色の深み、光沢感を出してくれます。
なかなか見つからない染色、1本の電話から
不織布は白色なので
希望の色に染めてもらわなければ使用できません。
この素材の魅力に惚れ込み
使用したいと思ったけれど染色工場が見つからない。。。
その素材はとても薄く、もろいものなので
どこの工場さんでも
「うちでやると、生地が伸びてしまうから」
と断られてしまいます。
なんとかできないかと、何件も電話し
10件目くらいだったでしょうか?
衣装生地を多く取り扱う
生地屋さんで「染色部」があることを知り
「どうしても、染色してストールに使いたい」
熱心に事情を説明したところ
「釜で染めるので
色が均一でもなくて、数メーターでカットしても大丈夫なら」
と、やっと引き受けてくれる職人さんが見つかりました。
小さな工房だからできる丁寧な仕事
今でも忘れられないのが
昨年、なかなか思った色が出なく
3度目の色サンプルが届いて
「田村さん、ばっちりです!色!」
興奮気味にお伝えしたところ
「そうですか〜ばっちりですか。よかったですねぇ。」
と、嬉しそうに返してくれる田村さん。
すっかり私は惚れ込んでしまっています◎
先日、お邪魔すると
小さな工房で
田村さんは一人で作業していました。
「これがね、大きい釜でやると、うまくいかないんですよ。
アイスショーの衣装、これなんかはね、
海賊だから 一枚づつ 染め上がりが違います。」
と嬉しそうに教えてくれました。
私は田村さんがいなかったら、
ルイヌノのこだわりを続けることはできなかったです。
これからも
そんな素晴らしい職人さんたちの技術がつまった
ルイヌノをどうぞよろしくお願いします◎